雪道で車がスタックしたらどうすればいい?よくあるパターンと正しい対処法
タイヤが雪に取られて動かなくなることを、「スタック」と呼びます。
スタックしてしまうと、どれだけアクセルを踏み込んでも、タイヤが空転するだけで前に進まなくなってしまうのです。
そこで今回は、雪道でタイヤがスタックした時の対処法とよくあるパターンについて詳しく解説していきます。
雪がたくさん降る地域に住んでいる人、あるいは慣れない雪道での運転を控えている人は、スタック時の正しい対処法を頭に入れておきましょう。
・よくあるスタックのパターン
まずは、よくあるスタックのパターンをいくつか紹介していきます。
・・タイヤが空転している
まずは雪の上でタイヤが空転してしまったというパターンです。
これはスタックの中でも代表的なパターンで、上り坂などでよく発生しています。
・・雪道に乗り上げた
わき見をしていて道路脇の雪道に乗り上げてしまったというパターンも非常に多いです。
このような状態になると、先ほど解説したようにタイヤが空転してしまいますので、アクセルを踏んでも車が動かなくなってしまいます。
また、路上に落ちている大きな雪の塊を乗り越えようとした際にも、このような状態になってしまいますので注意が必要です。
・・新雪に埋まった
雪道を走る時には、轍を通るのが鉄則です。
轍が一切ない新雪を走ろうとすると、たとえスタッドレスタイヤを履いていてもスタックしてしまうことがあります。
無理に脱出しようとすると車が故障してしまい、自力での脱出が完全に不可能な状態になることもありますので注意が必要です。
・車がスタックした時の正しい対処法は?
次に、車がスタックした時の正しい対処法について詳しく見ていきましょう。
・・誰かに押してもらう
車がスタックしてしまった時は、誰かに後ろから押してもらうようにしましょう。
雪道で複数人の大人が1台の車を押している光景を目にしたことはありませんか?
都会に住んでいる人の中には、
「車が故障したのかな?」
と考える人もいるようですが、これは紛れもなくスタックです。
複数人の大人に押してもらうことで、車が少しずつ前進していき、スタックから抜け出せることがあるのです。
・・雪をひたすら固める
スタックから抜け出せなくなってしまった時は、駆動輪周辺の雪をとにかく固めましょう。
雪を固めることで、タイヤが地面を捉えられるようになりますので、走りだせるようになるはずです。
スコップがあれば周辺の雪をどけたり、固めたりすることができるため、雪道を走る時にはスコップを1つ積んでおくようにしましょう。
・・タイヤと地面に板をかませる
タイヤがスタックしてしまうということは、地面を正しく捉えられていないということです。
このような時は、タイヤと地面の間に板やフロアマットを噛ませてみてください。
後輪に噛ませる場合は、誰かが押さえていなければならないのですが、勢いよくアクセルを踏み込むと、噛ませた板やマットが押さえている人に直撃することがありますので、慎重にアクセルを踏んでいきましょう。
・・砂箱を使う
雪が降る地域に住んでいる人、あるいは山道を走行する機会が多い人はわかると思いますが、スタックしそうな場所にはあらかじめ「砂箱」が置かれていることが多いです。
砂箱というのは、その名の通り砂が入った袋のことを指し、スタックしてしまった際にこの砂を撒くことでグリップ力が向上し、スタックから抜け出せるようになります。
・・牽引してもらう
何をやってもスタックから抜け出せない場合は、他の車に牽引してもらうという方法がおすすめです。
そうすることで、スムーズにスタックから抜け出せる可能性が高まります。
ただし、牽引をするためには専用のロープが必要になりますし、知識がないとケガや事故に繋がりますので注意が必要です。
・・ロードサービスに依頼する
「助けを求めようにも車が走っていない」
「何をやってもスタックから脱出できない」
このような場合は、ロードサービスに連絡を入れましょう。
スタックからの脱出作業は、当然車の近くで行わなければならず、豪雪地帯で作業を行うのは非常に危険です。
ロードサービスに連絡を入れることで、専門のスタッフが迅速かつ確実にスタックからの脱出作業を行ってくれますので、依頼者は見ているだけで良くなります。
ただ、
「雪山でもすぐに来てくれるの?」
というような不安を抱えている人もいるでしょう。
カーレスキュー24では、現場から最も近いスタッフが最短10分で駆け付けて迅速かつ確実に作業を行いますので、雪道でのスタックでお困りの場合はお気軽にご連絡ください。
・まとめ
雪道でスタックしてしまうと、何をしても車が動かなくなりますので、不安や焦りを感じてしまいますよね。
ただ、今回紹介した方法を実践することで、スタックから抜け出せる可能性を高めることができるのです。
とはいえ、スタックからの脱出作業には危険が伴う場合がありますので、どうしても不安な場合や何をしても脱出できない場合は、カーレスキュー24までご連絡ください。