タイヤが側溝に・・・脱輪した時の正しい脱出方法と脱出後に確認すべきこと
車を路肩委に停車させる時に、
「どれくらい寄せていいのかな?」
と不安になった経験はありませんか?
あまりにも寄せすぎてしまうと、タイヤが側溝に落ちてしまいます。
これを「脱輪」や「落輪」と呼びます。
この記事では、タイヤが側溝に落ちてしまった時の正しい脱出方法や脱出後にすべきことについて、詳しく解説していきます。
・タイヤが脱輪した時の正しい脱出方法は?
では早速、タイヤが脱輪した時の正しい脱出方法について、詳しく見ていきましょう。
・・自分たちで持ち上げる
同乗者が複数人いる場合、みんなで持ち上げることで脱出できる場合があります。
自分一人で運転していた場合は、周囲の人に助けを求めましょう。
ただし、軽自動車ほどの重量であれば大人の力で持ち上げることができるのですが、それ以上の重量になると人間の力では持ち上がらなくなってしまう可能性が高いです。
無理に持ち上げようとすると、事故やケガのリスクを高めてしまいますので注意してください。
・・ハンドルを切ってアクセルを踏み込む
比較的浅い側溝などにはまってしまった場合、ハンドルを左右どちらかに切って、アクセルを踏み込むことで脱出できる場合があります。
ただし、タイヤが道路に戻ったと同時にアクセルを離さないと、そのまま急発進してしまうことになりますので慎重に運転しましょう。
・・ジャッキと板を使う
側溝に落ちてしまったタイヤをジャッキで持ち上げて、そこに板をかませて脱出させるという方法もあります。
この方法であれば、自分一人でも行うことができますし、ハンドル操作で脱出できない場合でも脱出を試みることができるのです。
とはいえ、ジャッキと板がなければこの方法は実践できませんし、不安定な場所でジャッキを使用すると外れてしまう可能性がありますので注意してください。
・・ロードサービスを呼ぶ
「側溝からの自力脱出を試みたが無理だった・・・」
このような場合はロードサービスを呼びましょう。
ロードサービスを呼ぶことで、プロのスタッフが作業を行ってくれますので、安全に脱出することができます。
弊社カーレスキューにお電話をいただければ、現場から最も近いスタッフが急行しますので、お待たせすることなく作業が可能です。
また、引き出し作業だけではなく、自走不能車両のレッカー移動などにも対応していますので、急なトラブルが発生してしまった場合はお気軽にご連絡ください。
・無事に脱出できても安心できない?確認すべき箇所は?
次に、脱輪から脱出した後に確認すべき箇所をいくつか紹介していきます。
・・タイヤ周りの傷や歪み
側溝からの脱出後は、タイヤ周りの傷や歪みを丁寧に確認することが大切です。
ホイールが歪んでいたり、タイヤにヒビが入っていたりすると、重大な事故に繋がってしまいますので、そのような場合はレッカー移動を行いましょう。
・・アライメント
タイヤが側溝に落ちてしまうと、アライメントのバランスが崩れてしまうことがあります。
アライメントというのは、簡単に言ってしまうとタイヤの向きのことです。
アライメントが狂ってしまうと、まっすぐ走行できなくなったり、片方に重心が偏ってしまったりする場合があるのです。
目視で何となく確かめることもできるのですが、素人目にはわからないアライメントのずれなどが生じている可能性もありますので、一度整備工場に点検を依頼することをおすすめします。
・・足回りの歪み
足回りと聞くと、
「タイヤ周辺部分のこと?」
と思ってしまう人がいるのですが、足回りというのは、
・ロアアーム→ホイールの動きをコントロールする
・ショックアブソーバー→衝撃を緩和する
などの装置からなっています。
この足回りパーツが歪んでしまうと、タイヤをコントロールできなくなり、二次被害の可能性が高くなります。
こちらも素人目では正しく判断できないことが多いため、走行時に違和感がある場合は点検をしてもらいましょう。
・脱輪からの脱出には危険が伴う!安全に脱出させたいならプロに依頼しよう
タイヤの脱輪は、自力で解決することも可能です。
しかし、様々な危険が伴う作業になりますので、安全に脱出させたいと考えているのであれば、ロードサービスに依頼することがおすすめです。
そうすることで、ケガをしてしまうリスクや、二次被害による故障を招くリスクを下げることができます。
・まとめ
タイヤが側溝に落ちてしまった場合、どれだけアクセルを踏んでも前に進めなくなることがあります。
そのような場合は、複数人でタイヤを持ち上げたり、ジャッキを使ったりして脱出を試みましょう。
無事に脱出できた後は、タイヤや足回りに異常がないかを確認して、慎重に走行させるようにしてください。
走行中に違和感がある場合は、整備工場などで点検をしてもらうことをおすすめします。
脱輪からの脱出は自力で行うこともできるのですが、作業でケガをしてしまう人も少なくないため、安全に脱出させたいと思っている場合は、カーレスキュー24までご連絡ください。