故障車の牽引は友達に頼んでいいの?牽引時の注意点とおすすめの方法を紹介!

車が故障してしまい、自走できなくなってしまった場合は、牽引車に自分の車を引っ張ってもらわなければなりません。

ただ、牽引を業者に依頼すると費用がかかってしまいます。

そのため、

「友人にお願いしようかな」

と考えている人も多いです。

 

しかし、故障車の牽引には様々なルールや法律が存在しているのです。

この記事では、故障車の牽引にはどのようなルールがあるのか、特別な資格がない友人にお願いしてもいいのかということについて、詳しく解説していきます。

 

・故障車の牽引は友人に頼んでもいいの?

結論から言ってしまうと、故障車の牽引は友人に頼んでも問題ありません。

ただ、これから紹介する条件を満たしていない場合は、友人に牽引をお願いすることができませんので注意が必要です。

 

・・けん引免許が必要になることもある

日本の法律では、

「総重量750㎏以下の車なら普通免許で牽引しても良い」

とされています。

 

しかし、750㎏以下の車というのはかなり少なく、軽自動車でもこれ以上の重量になることが多いです。

総重量が750㎏を超える場合は、自動車免許以外に「牽引免許」が必要になりますので、この免許を持っていない友人にお願いすることはできません。

 

・・高速の牽引はできない

故障した普通車をけん引する場合の制限時速は、30㎞です。

故障車をけん引した状態でスピードを出すと、大きな事故を引き起こす恐れがあるため、一般的な制限速度よりも遅めに設定されているのです。

 

ここで問題なのが、高速道路の牽引です。

高速道路は最低でも50㎞で走行しなければならないという法律になっています。

この場合は、ロードサービスに連絡をして、専門の知識と経験を持ったプロに依頼しなければなりません。

 

・故障車を安全に牽引する方法は?

では次に、故障車を安全に牽引する方法について、詳しく見ていきましょう。

 

・・白い布を巻く

故障車を牽引する場合は、30cm×30cm以上の白い布を巻かなければなりません。

この布は、

「故障車を引っ張っていますよ」

という合図となり、これがなければ法律違反となり切符を切られますので注意が必要です。

 

牽引用のロープには、最初から規定サイズの布が取り付けられていることが多いのですが、万が一ついていない場合は自分で取り付ける必要があります。

 

布の種類についての制限は特にありませんので、規定サイズを満たしていれば、

・タオル

・ハンカチ

などを使うこともできます。

 

・・牽引車と故障車は5メートルの間隔をあける

牽引をする場合は、車と車の感覚を5m以上開けなければなりません。

5m以下の距離で走行してしまうと、牽引車がブレーキをかけた時に故障車がそのまま突っ込んでしまう可能性が高くなるのです。

 

また、

「5mだと不安だから、もう少し距離を取ろう」

と考える人もいるのですが、5m以上距離を開けてしまうと、バイクや歩行者が通り抜けようとして引っかかってしまう可能性があるため、必ず5mを保って走行するようにしましょう。

 

・・速度を守る

乗用車を乗用車がけん引する場合は原則30㎞となり、原付や120CC以下のバイクをけん引するときは25㎞となります。

また、2,000㎏以下の車をその重量の3倍以上の車両が牽引するときは40㎞という制限が設けられているのです。

目的地までの距離が近ければ30㎞前後で走行させても問題ないのですが、目的地まで距離がある場合はかなりの時間がかかってしまう可能性があります。

 

一方、牽引するための機械や設備が整った車に牽引をしてもらう場合、つまりロードサービスなどに依頼した場合は60㎞で牽引してもらうことができるため、友人に牽引してもらうよりも早く目的地に到着します。

 

・・安全かつ効率的に牽引したいなら業者に依頼する

車が故障してしまった場合、条件を満たせば友人に牽引をお願いすることができます。

ただ、牽引の専門的な知識や経験がない友人に依頼をしてしまうと、牽引作業に時間が勝ってしまうこともありますし、重大な事故を引き起こしてしまう可能性も高くなります。

 

安全かつ迅速に車を移動させたいと考えている人は、ロードサービスを利用しましょう。

ロードサービスを利用する場合、少なからず費用は発生してくるのですが、その分スピーディーかつ安全に牽引してくれます。

 

「牽引をお願いできる友人がない」

「友人に牽引をお願いするのは不安」

という場合は、是非カーレスキュー24までご連絡ください。

 

・まとめ

故障車の牽引は、条件さえ満たせば友人に依頼することができます。

ただ、牽引にはかなり細かいルールが設けられていて、素人が牽引を行うと重大な事故を引き起こしてしまう可能性が高くなるのです。

 

また、牽引をする場合の制限速度は通常よりもかなり遅めに設定されていますので、目的地への到着時間が遅くなってしまうこともあります。

 

より安全かつ確実に故障車を移動させたいと思っている方は、24時間365日対応可能なカーレスキュー24までご連絡ください。